2011年6月16日木曜日

のサか

「のサか食べしうし。んだすりや、がへがでらし」
食事は、かれが関心ばひかれらただふとっつのごどがきやだつた―
ノフ
「会社はんでの帰りサ、スーパーサしってきたのな?」
「しつてこながった私し」
ミシェルは朝はんで決まなぐていたみてサいった。夕食の材.料ば買ってぐらの
は、むったど彼おなごの役割だった。
「しつてこながったのか」
かれはいきやだちば隠んだどもしねでいった。
「きゃえ、無料出会い系料理ば食べての。わがおごってける私し」
彼おなごは同意ば求まなぐらしうサいった。大学の非常勤講師の給料はすぐねはんで、
かれはじぇんこばもっていたごどがながった。だはんで、どつちみち一〇回サ九回は、
彼おなごのほうが払うはまなぐサなた。ふたりは最初のうちは、なしても割り勘サす
ら約束だった。だばって、約束はずいぶんまえサ破きやれ、いづだば彼おなごがすべて
の支払いばすらしうサなていた。
「そりゃいいや―」
どてではいった。

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